

持続可能なわさびの自動栽培に取り組むアグリテックベンチャーの株式会社NEXTAGE(以下、 NEXTAGE/本社:東京都目黒区祐天寺2丁目13-4 代表取締役:中村拓也)は、今年度より販売を開始している『わさび栽培モジュール』を株式会社タカミヤ(以下、タカミヤ/本社:大阪市北区大深町3-1 代表取締役:高宮 一雅)が埼玉県羽生市で運営する『TAKAMIYA AGURIBUSINESS PARK(以下、TAP)』内に導入、このたび栽培サポートを開始した。今回の『わさび栽培モジュール』の販売は、国内販売代理店である株式会社マクニカ(以下、マクニカ/本社:横浜市港北区新横浜1-6-3 代表取締役社長:原 一将)が担い、マクニカに続いて2機目の導入となり、関東圏における本わさびの栽培と流通の安定化に期待が膨らむ。
■ タカミヤがわさび栽培施設導入に至った経緯
TAPは、タカミヤが農業界の課題解決に向けた先端技術の研究開発や農福連携、新規就農者の育成等を行う目的で2024年4月に開設した。今回、マクニカがTAPにおけるオープンイノベーション活性化と環境制御型農業の実装に向けたアグリプラットフォーム構築に向け、『わさび栽培モジュール』を提案したのが導入のきっかけとなった。NEXTAGEが提供する『わさび栽培モジュール』は、スマート農業具現化の象徴でもあり、また日本古来の農産物を守るという観点でも、タカミヤが取組む事業コンセプトと合致している。
■ 栽培サポートにおけるNEXTAGEの役割
NEXTAGEは、独自の栽培管理システムを通じ、遠隔環境からわさびの生育状況を監視し、適切なタイミングで栽培指導やアドバイスを行なうなど、栽培主体者となるタカミヤに対し、年間を通じて安心して栽培に専念できるサポートサービスを提供する。

■株式会社NEXTAGE 代表取締役 中村 拓也のコメント
わさび栽培モジュールの販売を開始して半年余りが経ちますが、おかげさまで、展示会や問合せ、各種チャネルご紹介などから、お引き合いの数は増加の一途を辿っております。年々、夏の暑さが厳しくなっている中で、特に暑さに弱いわさびの栽培は、苗の生産含めて各産地とも大変厳しい状況に陥っていると聞きます。弊社が提供する『わさび栽培モジュール』は、そういった外的環境要素に影響される事なく、安定した栽培することが可能となります。
わさび自体の需要も、インバウンドを始め、海外進出する寿司店や日本食レストランなどの躍進もあり右肩上がりで増加しておりますので、弊社としては、少しでも早く、国内だけでなく海外にもモジュール導入を拡充し、わさび栽培に関わる生産者を増やすことに貢献します。
■株式会社マクニカ テクスターカンパニー プレジデント代行 後藤 正信のコメント
マクニカは本年1月よりNEXTAGE社製わさび栽培モジュールの国内販売を開始し、この度、タカミヤ様にて初めてご採用いただき、同社が運営されるTAPへの設置が完了しました。
タカミヤ様とマクニカは、業界の垣根を超えた新しい農業の形を目指した協業を開始しており、今回のわさび栽培はその大きな第一歩と考えております。栽培モジュールを初めとした先端テクノロジーを通じてTAPに関わるエコシステムの発展に寄与し、共に事業の盛り上げに尽力してまいります。
■株式会社タカミヤ 上席執行役員 経営戦略本部 アグリ事業部長 岡本 裕之のコメント
この度TAPへわさび栽培モジュールが導入され、先月より栽培を開始しております。
既に国内外のお客様より多くの関心をお寄せいただいており、大いなる可能性を感じております。
今回の導入をきっかけに、タカミヤとしてNEXTAGE様、マクニカ様と共に世界に誇れる日本の農業に磨きをかけ、後世へ繋ぐ持続可能な農業を実現できると期待しております。
TAPがわさび栽培モジュールのショールームとして、広く世界の人々に見ていただけるような場所になれるよう今後さらに努めてまいります。